お題:ネクタイの次に廃れる「非合理的な社会的慣習」

「帽子」はネクタイに先駆けること二、三十年近く前に廃れて久しい。
「腕時計」も携帯電話の普及によって、この十年来で淘汰された感がある。
ちょっとかわったとこだと「ゴム草履」も、コルクサンダルに取って代わられた気がする。
あと十数年もすれば、レーザー手術の普及によって「メガネ」が消えて無くなる可能性もあるだろう。
サインですむところを「印鑑」を絶対視する日本の悪習は一刻も早く滅びるべきだし、それと一緒に「戸籍」という時代遅れの人員取り締まり制度も廃止されるべき。
社会の個別化、個人化の加速によって、「葬式」や「墓」もどんどん消えて無くなっていくのだろう。
「結婚・結婚式」が減ってるというのは、もはやいまさらいうまでもないか。


ただ、「中元」や「歳暮」、あるいは「年賀状」という真っ先に「合理化」されて切り捨てられる慣習については、それが贈与交換による社会形成の一端であることを思えば、あえて再合理化をして継続されるにたる意味はあるのかな、と思う。
ただまあ、そのような贈与交換の輪からは、贈るだけの「余裕」がないものから先にこぼれ落ちていくわけだが……


ネクタイの次に廃れる「非合理的な社会的慣習」は何だろう? - 月明飛錫
http://d.hatena.ne.jp/Syouka/20100618/1276868991