ヒロシマ「原爆追悼記念式典」について

■子供代表による「平和の誓い」
いつもなら、お決まりの式典中のルーティンイベントのはずの、「子供」によるいわゆる「誓いの言葉」。
いかにも子供らしい「コトバ」で、例の子供らしい「ぼくたちー、わたしたちはー」という学芸会調の棒読みをし、おとなが話半分に聞き流す、式典中の余興的な存在・・・
だ が、 
今 年 の 平 和 の 誓 い は 一 味 違 い ま し た 。
いったい誰なんだ、あの男の子は!!??
熱と、心と、魂のこもった、まさに迫力の朗読!!
「いまだに数多くの地雷が製造され!」や「子供たちまでもが武器を持たされ、戦場に駆り出されています!!」のくだりなどには、あわや涙腺をゆるがせにされんばかりの勢いでした。後で、分かり次第、全文を引用したいくらいの強烈なインパクトがありました。
「広島の小学生は化け物か!」(失礼!)
あの文章を書いたのがあの男の子と女の子だったとしたら、まさに驚異、いや、私は今時の子供を見くびりすぎていたのかもしれません。ただの凸凹コンビじゃなかった!!*1(失礼!!)
彼に比べたら、藤原達也など物の数ではありません。いや、ハーレイ=オスメントですらかなわない!
「広島の小学男児は、世界一ィィィィィィィィィ!!!!」
彼の朗読の映像だけは「永久保存版」で残しておきたかったところです。

 子供代表の小学六年生の男の子:評価AAA+
 子供代表の小学六年生の女の子:評価A

■秋葉広島市長による「平和宣言」
明朗快活、快刀乱麻、論旨明快、舌鋒苛烈、そんな表現がぴったり来る、まさに胸をすくような素晴らしい、そう政治家の朗読に対して素晴らしいという評価を与えられるのかという驚きをも含めて、「素晴らしい」と言い切れる、堂々たる朗読でした。
アメリカの自己中心主義」という台詞が先進国の政治家の口によって語られ、また、それが主要メディアにのって伝播することなど、そうあることではないでしょう。
こういう力のある政治家には、ぜひ国政の場でその力を発揮していただきたいところです。いや、歴代の広島市長を全員国会へ送り込めたら、少しは日本の国政の質やレベルも向上させられたかもしれません。
しかし・・・・・・、有害無益な能無しのスポーツ議員*2を当選させてしまうようなナサケナイ、無思考な有権者がゴマンといることを考えると、少し、暗い予想を抱かざるを得ないかもしれません。

評価AA+ 

小泉コネズミ首相による嫌々ながらの儀礼的棒読み
日本始まって以来の無能首相、いや有害無益の屑首相だった森に比べれば、まだ出席しただけでも、「平和憲法を順守し」の言葉が聞かれただけでも、マシというところでしょうか。
しかし、彼の口から聞かれる「平和都市ヒロシマ」という言葉には、この式典を含めた広島−原爆という事実を、何か政治的単位たる「日本」とは関係のない、何か別物の「遠い問題」のように捉えているかのような印象も受けました。広島市長の宣言中には、終始、硬く目をつぶり、できれば耳まで塞いでしまいたいというような不快な表情を崩しませんでした。
そして、何よりも、棒読み中のあの嫌々ながら様子がありありと見て取れるアノ表情。顔を上げることは一切なく、徹頭徹尾うつむいてブツブツと不快なイントネーションで、書かれた文字を拾い読みしていただけですから・・・・・・
評価B- 

*1:見た目に、女の子と男の子の慎重さが頭一つ分あったのです。女の子が170cm前後、男の子が150cm前後でしょうか?

*2:釜本@権威主義橋本聖子厚顔無恥、荻原@空御輿、大仁田@無知低脳などなど、もうスポーツ系は屑のオンパレードです。