ボローニアス(関秀人)

一言評:さすがやっぱり偉い人。
劇団の偉い人なんだなというオーラが常に出ていて、ほかのノイズを封じ込めるようにして舞台を引っ張っていた。
ヒロインのオフィーリアが一般公募オーディションだったことで、その父役に劇団のトップを配することで、リードするという配役だったのだろうかとも思う。
ギャグ的な面に関しては内輪ウケ的な印象がぬぐえないところもあったのだが、それがまた「いい人」の印象を彩っていたのかもしれない。
この何の罪もない一番いい人が「ねずみ」として殺されるわけだから、そこがやっぱ盛り上がりどころですな。