「ネガティブなことを書かないようにしている」というブロガーの暗黒面について

ご覧のとおり「ネガティブなことを書かないようにしている」ブロガーの鑑、umetenです。


えぇもう、私が書いているのは、常に心底直球勝負、真っ向唐竹割れんがばかりの、めくらめっぽう正直な、誠心誠意の青息吐息であるので、決して「ネガティブなこと」なんぞではございません、念のため。


とまあ、そんなストレートな告白はさておき、「ネガティブなことを書かないようにしている」という姿勢のその殊勝さには実に頭が下がる。
……あ、いやいやこれでは自画自賛ですね、いやらしいとてもいやらしいですね。


ですが、気になることがここにひとつ。
その自画自賛を除いたほかのブロガーについてである。


「書かないようにしている」というからには、当然のこととして「ネガティブな思い」を抱いているということになるのだが、さてその方々がその精神の暗黒面を、いったいどのような形で吐露ないし暴露ないし廃棄ないし処理ないし消化ないし昇華しているのだろうかという、単純なことである。


まあ、ある種メタ的なフィルターを通して書き上げることで暗黒面を昇華するという高度なテクニックもございましょうが、それでも書くことには変わりなく、気になるのは、「書かない」で済ます、「胸のうちに秘めて」済ます、という、いかにも体に悪そうなイメージについてなのですが、実際どうなんでしょう?


結局、自らの内なる幸福感を取り出して補完材料として、心理代償的に用いているということなのでしょうか?


そうすると、そも幸福感というものに対して恒常的欠乏症に陥っているような人間じゃ、到底無理なわけで、
つまるところ、「ネガティブなことを書かないようにしている」というのは、「私は幸せなんですよ」というポーズに過ぎないのか。
それはつまり、「あなたも幸せになればいいのに」ということを言ってのけているというワケなのか。
なるほど、「ネガティブなことばっか書いてる不幸な人間テラワロスwww」とかなんとか言いたいワケですかそうですか。
この「ネガティブなことを書かないようにしている」という呪いの文句を読んだ人間は、自らの不幸を省みて悶え苦しめとかそういうことなんですかそうなんですね。






はぁ……ったく死ねばいいのに。(心底直球勝負(中略)の青息吐息)