京都市の「梅小路公園水族館建設」問題


一番の問題は、「梅小路公園という市有地を、オリックスという私企業に売り払う」という、この点についての不審な点はないのかということなのではないか。
日栄ビルにボークス本社が移転するのとは訳が違う。

オリックス不動産「地元と共存」 梅小路公園・水族館計画で説明会:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010013000153&genre=C4&area=K00


 京都市下京区梅小路公園に水族館建設を計画するオリックス不動産(東京都)は30日、同公園内で地元4学区住民と周辺商店街を対象とする展示内容の自主説明会を初めて開催した。建設への疑問や全市民対象の説明を求める声が相次ぎ、同社は今後も理解を求める場を設けていくことを約束した。
 同社は昨年7月、公園内に鉄道博物館を計画するJR西日本とともに、市条例に基づく説明会を実施したが、その後、展示内容やフロア構成案の概要がまとまったことから、理解を求めるため単独の説明会を開いた。
 4学区以外からの市民も含め、計約180人が参加したが、説明と質疑時間が各学区1時間と短く、全市民向けの説明を求める声が噴出。同社担当者は「今回は最初のステップ」と強調し、今後、説明会に限らず「出張水族館」などのイベントなども含め、様々な形で市民に理解を求める場を設けるとした。
 質問では、地域の商店主が「来館者が周辺商店に流れないのでは」との不安を訴え、オリックス側は「館内にレストランはつくらず、商業施設は地域に担ってもらい共存共栄したい」と回答。「地下鉄沿線につくるべき」など建設地変更を求める意見も続出し、担当者が回答につまる場面もあった。

反対派住民から厳しい質問相次ぐ京の水族館建設計画 :京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100306000139&genre=C4&area=K00


 京都市下京区梅小路公園に水族館建設を計画するオリックス不動産(東京都)は6日、下京区の大内自治会館で周辺住民向けの説明会を開催した。市も近く市民向け説明会を開催するが、6月1日着工に向け条例で義務付けられた説明会はこれが最後。他地域の反対住民も集まり、厳しい質問が相次いだ。
 市中高層条例に基づく説明会で、オリックスが説明会の報告書を市に提出し、20日後には建築確認申請を行うことができる。市はまだ公園への設置許可を出していないが、第三者委員会の答申も踏まえ許可する方針だ。
 この日の説明会で、オリックス担当者が建物構造や電波障害予測地域などについて説明した。住民からは「イルカショーの歓声はどれくらい大きいのか」、「設置の可否も決まっていないのになぜ条例上の手続きを進めるのか」などの質問が出た。
 反対派団体が目標とするのは、1998年に鴨川の「ポン・デ・ザール(フランスの芸術橋)」計画を市が撤回したことの再現だ。芸術橋の理念を踏まえた歩道橋を三条大橋四条大橋の間に架ける計画だったが、反対派が学者や芸術家らを巻き込み強く反発し、市に撤回させた。
 当時、反対活動にかかわり水族館にも反対する中島晃弁護士は「今回は全市的に関心が高まっていおり、ポン・デ・ザールの再現を目指す」とするが、水族館は市の計画ではない。
 反対派は計画撤回に向け、水族館代案が出れば検討を求める請願を市会に提出し、市会も全会一致で採択した。現在、有志が代案を策定しているが、実施主体のめどがなく、市が代案を検討するかは不透明だ。

<参考>
オリックス不動産のリリース(PDF:2008/07/16)
梅小路公園京都市に)に日本初の内陸型大規模水族館を提案」
http://www.orix.co.jp/grp/content/080716_RealJ.pdf


財団法人 京都市都市緑化協会--※梅小路公園の運営管理者
http://www.kyoto-ga.jp/


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